#m3k.biz雑記

マサキです。個人的な雑記、実験記録。YMZや音楽、映像制作についてもたまに書いてます


原宿ぽむ選手の入場テーマ曲『TAKENOKO』を作った話

原宿ぽむ選手の入場テーマ曲を作りました。

 

  

打ち合わせ

猫はるなさんと同じ日に、都内某所にある高級店にて打ち合わせ。マックシェイクはどどの味もバニラ色が強いみたいな話をしたりしなかったり。原宿ぽむさんと東京女子プロレス代表甲田さんはすでに席についてました。


原宿生まれ原宿育ち(みたいなニュアンスの話)を聞いたり、曲イメージを聞いたり、好きな方向性などを聞いたりして、この段階でどんな方向性にするのか大体固まったので「最初はアドリブ演奏で作ってサンプル提出するので、どのくらいイメージと違うかを教えて下さい」という、他の人はまずやらないであろう変な作り方の説明をして、もし変でも不安に思わないでください、アドリブ演奏です。と5回くらい説明した気がします。

 

猫はるなさんや瑞希さんのときもそうでしたが、基本的に打ち合わせは本人と私と二者で行われて、甲田さんは一切口を挟まず、聞かれたら意見は言うけど全て本人の意思を尊重しています。締切に関しても信頼して貰えてるのか、進行状況を聞かれる事も一切ありません。

 

その為、私も甲田さんにより安心して貰えるように、締め切りより早めの完成を目指してて、東京女子プロレステーマ曲CDも締切より早めに納品しました。

 

 

 サンプルから完成まで

私は夜行性動物の為、サンプル提出のタイミングに苦しめられるのですが、早朝?みたいな時間を朝と認識して送ったりしました。

 

イントロのEDMっぽいものからテクノポップになる感じは作る前から伝えてました。本当はもっと特定EDMの感じをガンガンに出してたのですが、無駄に長くなった為全てカット。現在の形になりました。

 

ぽむさんのイメージやアイディアを色々と貰えたので、方向性自体は早い段階で固まってましたが、私の悪い癖でついつい音を詰め込みすぎてしまう為、減らしたりして完成。

 

機材構成は80年代〜90年代前半のシンセを多用してて、音が派手になりすぎない様にテクノポップっぽく、かつ古くなりすぎないように「迷ったら可愛くする事を最優先」というのを念頭に踏まえて音を足していきました。

 

最近はコード感(雰囲気)を意識して作る事も多いのですが、猫はるなさんも原宿ぽむさんもアドリブ演奏の延長のまま完成した感じです。可愛い&不思議感を意識してて、独特なコード進行ですが、これはむしろメロディに引きずられてます。不思議感を出しつつ変になりすぎない感じ。

 

作曲者が一緒だから音が似るというのは、ある程度は仕方ないですが、基本的には似ない様に&楽器構成を同じにしないように意識してます。それでも同一人物なので好きな音、雰囲気というのは変わらない為、違う楽器でも音が似るなんて事もよくあるくらいなので、だからこそ割と毎回意識してます。

 

あとは極力他と似ない事。ただし東京女子プロレスさんの曲を全て把握できてる訳ではないので、似るテイストがあったらごめんなさいという事で、少なくとも自分が作った曲とは似ない様にしてます。それこそ「あ、同じ人が作ったんだ」と思われるくらいがベストだと思ってます。

 

気づきにくいところでは、だいたい固定になってしまいがちなリズム周りを意識して同じにならないようにしてます。テンプレートとかではなく毎回0から音作りしてるので、定番楽器みたいなのを使うにしても、曲調に合わせて平坦にしたり、ズシンズシン言わせたり。

 

可愛い&不思議感と昔の音っぽいけどイマドキっぽい曲

 

これが、原宿ぽむさんのイメージだったので、そのイメージ通りに作れてたらいいなと思ってます。自分では作れてるつもりです。

 

余談ですが冒頭で引用した東京女子プロレス公式ツイートで曲名を知りました。曲名は基本的に御本人に考えてもらってます。

 

 

 

 

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